不眠症とは?不眠症と睡眠障害の違い
不眠症とは?

不眠症は、入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒などの睡眠問題によって日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。
1. 入眠困難:
寝つけない、寝つきが悪い
2. 中途覚醒:
睡眠中に(何度も)目が覚める
3. 早朝覚醒:
早朝・起床の数時間前に目覚めて二度寝ができない
4. 熟眠障害:
十分な時間睡眠しているのに眠った感覚が得られない
不眠の原因はストレス・こころやからだの病気・薬の副作用など様々です。
睡眠障害とは?

一方、「睡眠障害」は睡眠に関連した多種多様な病気の全てを指す言葉です。
不眠症は睡眠障害の一種ですが、睡眠障害には他の病気・症状も含まれます。
不眠症以外の代表的な睡眠障害

過眠症
過眠とは、夜間十分な睡眠をとっているはずなのに、日中に目覚めていられなくなる強い眠気が出現する症状のことです。
過眠症の原因としては、ナルコレプシーなどを起こす神経伝達物質の異常や、睡眠相後退症候群などを起こす概日リズムの乱れなど色々なものがあります。その中には、睡眠時無呼吸症候群などの二次的な原因もみられます。
例えば睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に呼吸が止まってしまう症状がみられます。呼吸が止まると血液中の酸素濃度が低下するため目が覚めて再び呼吸し始めますが、眠り出すとまた止まってしまって深い睡眠が取れなくなり、過眠や高血圧などを引き起こします。睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合はすぐに専門機関での検査・治療を受けましょう。
睡眠時随伴症
睡眠時随伴症とは睡眠中に起こる異常な行動や生理現象の総称です。代表的なものには、夢遊病、夜驚症、レム睡眠行動障害、歯ぎしりなどがあります。多くは無意識に発生し、本人の記憶に残らないことが特徴です。
不眠症かも?病院に行くタイミング・基準
不眠が続くと「不眠恐怖」が生じる
不眠が続くと、不眠恐怖(眠れないことに対する恐怖、目が覚めることに対する恐怖)が生じ、なおさら不眠が悪化するという悪循環に陥ります。
そのため、不眠の解決には早期受診が重要といえます。
日常生活への支障が見られるか?が一つの基準
インターネットでは、
- 「週3回以上の不眠が1ヶ月以上続く場合」
- 「1ヶ月以上の身体症状を認める場合」
- 「不眠が週3日以上、3ヶ月以上持続する場合」
など様々な基準が紹介されていますが、
「不眠・睡眠障害によって日常生活・社会生活(仕事・学校)への支障がみられること」を病院に行くタイミングの基準として考えましょう。
具体的には、
また、不眠恐怖が生じて悪循環が生まれ始めたと自分で認識できたり、不眠自体が大きなストレスになっている場合は受診を検討しても問題ありません。
さらに、生活への影響はまだ出ていなくても、継続的な気分の落ち込みや不安な感情、希死念慮などの症状がみられる場合は受診をしましょう。
初めは「行っていいのかわからない」、「この程度で行っていいのか」と心配になる方も多いですが、早期受診・早期治療が重要なためハードルを感じずに受診をしましょう。
心療内科・精神科の初診について【流れ・話すこと・聞かれることを解説】
睡眠障害かも?と思った時に受診する診療科

心療内科・精神科
ストレスや気分の落ち込みなどの精神的な症状が原因と考えられる場合には心療内科や精神科を受診しましょう。なお、心療内科・精神科の違いは以下のとおりです。
- 心療内科:主に心と体が関わる症状(心身症)を扱い、心理療法やストレスマネジメントを行いながら、必要に応じて内科的な治療を組み合わせます。
→ 身体の症状があるが原因が分からない場合に受診
(例: ストレスで胃が痛い、検査では異常がないのに身体症状が続く) - 精神科:主に心の病気(精神疾患)を専門とし、心理的な症状や行動に焦点を当てて必要に応じて薬物療法や精神療法を行います。
→ 心の不調が中心の場合に受診
(例: 気分が落ち込み続ける、不安が強い、幻覚や妄想がある、等)※ メンタルクリニック:心療内科や精神科を標榜する診療所のこと
迷った場合は、最初にどちらかを受診し、必要に応じて適切な診療科へ紹介されることも多いです。
呼吸器科・耳鼻咽喉科
イビキ・無呼吸などの睡眠関連の症状がある場合は呼吸器科・耳鼻咽喉科を受診しましょう。
特に睡眠時無呼吸症候群は身体への影響が重大なため、可能性があると考えられる場合はすぐに受診をしてください。
脳神経内科
激しい頭痛、手足の痺れやめまい、ふらつき、または物忘れ、寝言が多い、睡眠中に大声で叫んだり暴れたりする等の場合は脳神経内科を受診すると良いでしょう。ただし、自分で判断するのは難しいため、睡眠外来や内科など別の診療科からの紹介を受けて受診するのでも問題ありません。
睡眠外来
原因がわからない場合で、専門的な診療を受けたい場合は睡眠外来を設置する医療機関を受診しましょう。睡眠外来とは、睡眠障害や不眠症などの睡眠に関する悩みを相談する専門外来で、睡眠を専門とする医師が様々な視点から検査・診療をします。
内科
かかりつけで薬が処方されている方や、心療内科・精神科の受診がためらわれる場合は相談してみるとよいでしょう。必要に応じて適切な診療科を案内されることもあります。
不眠症の治療方法
薬物療法
現在の不眠治療は、睡眠薬を用いた薬物療法が中心です。睡眠薬に依存を含む副作用への恐怖を感じる方もいますが、適切に服用すれば過度の心配は不要です。
どうしても抵抗がある方は、依存性の極めて少ない薬や漢方などの選択肢もあるので、主治医に相談しましょう。
非薬物療法
非薬物療法は、睡眠習慣の指導・認知行動療法などが中心です。
睡眠習慣の指導では、規則正しい生活を送るために、医師が運動・食事の習慣や睡眠前の行動を指導します。就寝前にカフェインを控えること、パソコンやスマートフォンを見ないこと、飲酒をしないこと、起床時に太陽光を浴びることなどの対策も含まれます。
オンライン診療について
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本記事のまとめ
本記事では、不眠症が睡眠障害の1つであることを説明して、その他の睡眠障害の症状についても解説しました。
その後、不眠かも?と思った時に病院に行く基準として「日常生活への支障」という観点を中心に解説をしました。
最後に、受診すべき診療科、治療方法、オンライン診療についても触れました。本記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
WeMeetで対応可能な疾患・症状
- うつ病(症状・治療・オンライン診療)
- 双極性障害[躁うつ病](症状・治療・オンライン診療)
- 適応障害(症状・治療・オンライン診療)
- 不眠症(睡眠障害)とは? 病院に行くタイミングや受診すべき診療科も解説
- 摂食障害[拒食・過食](症状・治療・オンライン診療)
- PTSD[心的外傷後ストレス障害](症状・治療・オンライン診療)
- パニック障害(症状・治療・オンライン診療)
- 強迫性障害(症状・治療・オンライン診療)
- 社交不安障害[社会恐怖・SAD](症状・治療・オンライン診療)
- 全般性不安障害(不安神経症)の症状・診断・治療
- 自律神経失調症(症状・治療・オンライン診療)
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