社交不安障害とは

社交不安障害(社交恐怖・社会恐怖・社会不安障害・SAD)は不安障害の一種で、人から注目される状況において過度の恐怖や不安を感じる精神疾患です。一般的に対人緊張、赤面症、あがり症などとして知られている症状も含まれます。
また、不安を感じる状況を積極的に避ける回避行動が見られることもあります。
社交不安障害の世界的な有病率は2~5%程度で、発症年齢の中央値は13歳前後と言われています。
社交不安障害の症状
症状が起きやすい場面
- 人前で話す場面(発表・プレゼンなど)
- 人目に触れる場所での飲食、会食
- 初対面の人との雑談
具体的な症状
- 強い恐怖・不安・緊張
- 手や声の震え
- 赤面
- 発汗
- 動悸
- 呼吸困難
- 口が渇く
- 気が遠くなる
- 回避行動
社交不安障害の原因
社交不安障害の原因ははっきりとわかっていませんが、神経伝達物質のバランスが崩れ、気分や情動を調整するセロトニンや、報酬や快感に関わるドーパミンの分泌や伝達に異常が発生することが直接的な原因と考えられています。
背景として、遺伝的要因や性格的要因(内気、心配性など)、環境的要因が考えられています。
社交不安障害で病院に行く基準

内気で人前で話をするのが苦手なだけでは社交不安障害とは言えません。
特定の場面で(特に身体的な)症状が強く出たり、回避行動を繰り返すなど日常生活に支障をきたしていることが社交不安障害の診断の基準となります。
社交不安障害は放置するとうつ病、パニック障害などを併発する可能性が高くなると言われているため、症状が現れている場合は早期受診が重要です。
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社交不安障害の治療
薬物療法

社交不安障害では、薬物療法は根本的な治療ではありません。精神療法(非薬物療法)と組み合わせて、症状の軽減やコントロール、悪循環の解消の目的で用いられます。
抗うつ剤
抗うつ剤は、脳内の神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン)を増加・調節するお薬で、抑うつ気分、意欲低下、興味の喪失などの改善に効果があります。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)・SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)・NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動薬)・三環系・四環系などの種類があり、症状に応じて処方が決まります。
抗うつ剤は抗不安薬などに比べると副作用が非常に弱いことが特徴です。耐性・依存性の問題も低いため、うつ病だけでなく不安に関する様々な精神疾患の治療に使われています。
社交不安障害の治療では、SSRI・SNRIを中心とした抗うつ剤による治療が有効です。
抗不安薬(精神安定剤)
抗不安薬(精神安定剤)は、不安や緊張を和らげるお薬です。催眠、筋弛緩などの作用も持ち、震えなどの身体的症状にも効果があります。また、作用時間によって短時間型〜超長時間型の分類があります。これらの作用の種類・時間・強さによって適切なお薬が処方されます。
ただし、抗不安薬は依存性が高く耐性がつきやすいため、他のお薬や非薬物療法とともに一時的に症状を和らげる目的で使われる傾向にあります。
社交不安障害の治療では、抗うつ剤の効果が出るまでの数週間、症状を和らげるために一時的に用いられることがあります。
非薬物療法
社交不安障害の治療には認知行動療法などが有効です。
認知行動療法(CBT)とは、認知(物事の考え方や受け取り方)の偏りを見直し、問題解決を手助けする方法です。
例えば、不安の原因となっている「失敗したらみんなに笑われるんじゃないか」などの認知を、より現実的な考えや判断ができるように修正していくことが挙げられます。
社交不安障害のオンライン診療

社交不安障害はオンライン診療で治療が可能です。WeMeetでも症状に対応しています。
特に次のような方にとって選択肢の一つとなります。
・病院でうまく話せるか不安な方
・通院時間や予約を取るのが難しい方
・周囲の人に通院を知られたくない方
・回避行動で外出するのが怖い方
オンライン診療では基本的に保険適用で薬物療法・非薬物療法両方での治療が可能です。詳細はクリニックに確認しましょう。
※ オンライン診療では麻薬や向精神薬(抗不安薬・抗うつ剤・睡眠薬の一部など)を処方することはできません。
※ 次の場合は対面診療をお勧めする場合があります。
・自傷・他害のおそれが強くある場合
・身体疾患が強く出ている場合
・重度の症状の場合
オンライン診療について
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